昔から詩とは疎遠であって。しかしながら何となく今短歌に興味が赴いてる。歌集を手にとってみようかと思う、きっかけを口にしてみれば 塚本邦雄。ただ全集は¥152,000也。


リルケなど好まざりける晩年の姉に翡翠のなつごろも
分かるけど、分からない。そういうラインは嫌いじゃないです。

歌人」や「されど遊星」の頃、希望。読みたいと思っている。


センチメンタルに陥りたい時は立原道造

夢みたものは… / 立原道造


夢みたものは ひとつの幸福
ねがったものは ひとつの愛
山なみのあちらにも しずかな村がある
明るい日曜日の 青い空がある


日傘をさした 田舎の娘らが
着かざって 唄をうたっている
大きなまるい輪をかいて
田舎の娘らが 踊をおどっている


告げて うたっているのは
青い翼の一羽の 小鳥
低い枝で うたっている


夢みたものは ひとつの愛
ねがったものは ひとつの幸福
それらはすべてここに ある と

酷く、感傷過剰な為こっぱずかしくて目を背けたくなるけど、分かる。

夭折の詩人といわれる立原道造(24歳の若さで亡くなった)。「のちのおもいに」や「失なはれた夜に」「虹とひとと」も好きだなあ。


amazonで注文したものはほぼ書籍。実家から取り寄せを頼んだものも書籍類。読書熱が数年振りに再来。今日は新宿で本屋に寄ろうと思うも 散財が怖いので、家で大人しくバレー観戦。江分利満氏の続きが早く読みたい。