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◆キング・コング／これは切ないラブストーリーだ。実らない恋。そして二人は引き裂かれ、別れ際、決して掴まれる事のない伸ばした手。恋のライバル＝エイドリアン・ブロディとのナオミ・ワッツを巡るキングコングの対決。凍った湖でのデートで、くるくると氷の上を回りながらすっかり2人だけの世界のナオミ・ワッツとキング・コング。・・・・・・・ってやっぱ 完全なラブストーリーじゃないかーーーー！！！　うっかりウルルン滞在記でしたよ。なんといってもキング・コングが素晴らしいし(ゴラムに続き、アンディ・サーキス)、今まで幸薄そうにしか見えなかったナオミ・ワッツも凄く魅力的。影の主役といっても然るべき、ジャック・ブラックは最後の台詞には「オイオイ、お前のせいだろ！」と突っ込みたくなるけど、流石の一言。トム・ハンクスの息子、コリン・ハンクスも意外や出ずっぱり。ピーター・ジャクソン監督、あんたイイ仕事したよ。(何様でしょうか)　◆スタンドアップ／シャーリーズ・セロンは本当に美しい人なので、出来るならば完璧なまでに仕上げた見惚れるほどの美しい姿で映画で観たいと思う。(その点、ウディ・アレンの『スコルピオンの恋まじない』は素晴らしかった。) 　汚れ役かムダ脱ぎの役が多いのこのひと。　◆フライトプラン／似たようなプロットである(子供が居なくなったが周りは子供が居たことすら信じない)、フォーガットン(感想ははこちら)を観た時に、フライトプランはこんなオチはやめてけれ、と思ったけど、いざ納得の行く ありがちなオチだと、ちょっと消化不良。だったら、奇を衒ったフォーガットンの方が・・・・。人間って我侭だ。