自宅にて。

親と生き別れ行き場を失くした子供達が流れ着く場所「龍虎門(ドラゴン・タイガー・ゲート)」。ここで生まれ育ったドラゴン、タイガーと、仲間のターボの3人は、悪の秘密結社との戦いに巻き込まれる。愛する人達を殺され、「龍虎門」の看板を奪われてしまう。・・・失うものはもう、何もない!己の武器は拳ひとつ!!揺るぎない闘志を旨に、修行を重ねた3人が今、史上最強の悪にかちこむ!

やっぱりカンフーが好きだー!  と、空高く叫びたい。マーシャルアーツをふんだんに、凄く楽しい。CGも多用しているが逆にそこが楽しさ上乗せ。キル・ビルっぽいです。日本料亭でのアクションシーンはカメラで上から撮って3部屋同時に見せるカメラワークに魅せられる。面白いですね。しかし徐々に話が重くなると、何だか面白さもストップ。ドニー・イェンニコラス・ツェーショーン・ユー、皆髪形おかしいけど、アクションは魅せてくれる。それぞれの技も、ドニーは掌底、ニコラスは足技、ショーンはヌンチャクと個性もあり。本国での人気漫画の映画化らしい、納得。ちょっとドニーの若作りは厳しいものがあるが。公式サイトもおもろい。

鉄拳高 同級生はケンカ王 [DVD]

鉄拳高 同級生はケンカ王 [DVD]

名門学校に通う秀才エドワードは元彼女に陥れられ、学校を転校する羽目になり手違いで悪名高きTBS高校へ。そこは、55脚の並べた机をリングとして落ちたら負けというシンプルなルールの決闘が日常的に行われ、その勝敗によって全てが決定されてしまうという恐ろしい学校。転校するや、因縁をつけられ決闘をさせられるが、お坊ちゃん育ちの彼は一撃で負けてしまう。不遇な学校生活の一方で、皆が恐れる石頭達と友達に。石頭は長らく決闘のチャンピオンだったが、1年前に突然謎の引退をしていた。エドワードは石頭に喧嘩の特訓をしてもらい、リベンジに成功する。代わりに落第必至の石頭たちはエドワードに勉強を教えてもらい、正反対だった2人の友情が深まってゆく。一方、決闘でエドワードに負けた大口狗とヤクザが共謀し、エドワードの誘拐計画が進んでいた…。

なんとも感想し難い。というより感想特になし。『火山高』を数少ない映画仲間に薦められた事を思い出す。


以下は、映画館にて。



女帝[エンペラー]@パルコ調布キネマ 公式サイト

唐王朝滅亡後の古代中国、戦乱の五代十国時代。ある国で皇帝が謎の死を遂げ、美貌の王妃ワンは新たに皇帝の座につく亡き夫の弟リーとの結婚に同意する。都から離れ隠遁生活を送っていた皇太子ウールアンは、父の死が叔父である新帝の陰謀であることを見抜き復讐を決意するが、その身にも暗殺の魔の手が伸びていた。かつて思いを寄せ合った仲でもある義理の息子ウールアンを守るため、ワンもまた策謀をめぐらせる…。

あまり否定を口にしたくない中で、拒否反応を示した映画は『ロスト・ハイウェイ』と『初恋のきた道』で。以来、苦手なチャン・ツィーだったが、スクリーンでアップで見てみるとやっぱり可愛い。ジョウ・シュンのがタイプの筈なのに目で追うのはツィーになってしまったり>主演です出ずっぱりです。『グリーン・ディスティニー』や『HERO』の流れを汲む、ワイヤーアクション多用のフワフワなマーシャルアーツ。どっちかっつーと、スピード感がある方が楽しいかもしれない。ラストが気になる。あれが誰なのか気になる。ダニエル・ウーのあれは踊りとは言わない、1番恐怖を感じる動きだった、・・・(静止)、・・クネッ・・・・(静止)・・・・クネッ・・・(静止)、・・・・クネッ。(!?)
ところで、中国歴史の知識、五代十国時代がポカっと抜け落ちてるので、ちょっと勉強してみたり。春秋時代も然り。



傷だらけの男たち@新宿武蔵野館 公式サイト

かつては上司と部下の関係だったベテラン刑事のヘイとポン。だが、ある事件をきっかけにポンの恋人が自殺、その時からポンの生活は一変、警察を辞職し私立探偵になり、酒びたりで自堕落な日々を送っていた。一方のヘイは億万長者チャウの娘スクツァンと結婚し、キャリアもプライベートも順風満帆だった。そんなある日、チャウが自宅で惨殺される事件が起きる。父の死に不審を抱いたスクツァンは、ポンに捜査を依頼するのだが…。

トニー・レオン初の悪役という触れ込み。悪って感じがしないのは人の良さそうな容姿の所為か、たれ目。ストーリーは先が読めてしまうので何を目的にすればいいのか考えあぐねながら>トニーです。香港映画の雰囲気に浸りながら、最後にビクッと椅子の上で跳ね上がる。予定外でした。


今日1日で中国四大女優と言われる内の3人をスクリーンで観る。残り1人はヴィッキー・チャオ