youmay2007-11-23


なんと、ダニエル・ウー登場。


四大天王 @草月ホール

中国映画祭2007、会場の青山一丁目へ向かうと方角的に仕事へ向かうかのよう。えらい人だかりで。ダニエル・ウーの来場が直前に決まっていたらしい*1。偶然自分が観る回だったのでちょっとびっくり。ラッキーだったのかな?棚ボタ。サム・リーに続き生香港スターを見ているなあ。
結構落ち着いた年齢層で。自分と同年代はあまり見当たらず。アジア圏ってご年配の方にやはり人気なのかな?ダニエル・ウーって端正な顔立ちなので、若いお嬢さん方が夢中になってもおかしくないような。落ち着いた雰囲気と思えば、席取り合戦ヒートアップ(笑)。カメラ攻撃も凄かった、皆さん話は聞きましょう! 知らない世界に興味深く観察する若輩者でした。

終了後に、ダニエル・ウーティーチ・イン。とにかくよく話す人で。司会の方の質問にも、会場の方の質問にも懇切丁寧に答えていた。長過ぎて質問の趣旨から外れてるんじゃないかって位。これって好感度アップ。

映画本編の方はとにかく面白かった。モキュメンタリーが元々好きなのです。といってもモキュメンタリーともまた違うんだけど。現実と虚像が入り混じりそこが捉えどころなく面白い。意図する製作の為に、ここまでやってのけてしまう狡猾さに脱帽 と同時に、流行にすぐ乗るマスコミと共に流行りに踊らされる消費者を騙す、っていうのは痛快でした*2。笑いとシニカルさを兼ね備えているのが非常に良かった。そして、テレンス・インに対するイメージが180度変わるのです。何だか繊細な雰囲気と思っていたらかなり野性味溢れてるのだね、、。

「四大天王」
2006年/香港/83分/「四大天王」
2007香港電影金像賞 新人監督賞受賞
監督・脚本:呉彦祖(ダニエル・ウー)
出演:呉彦祖ダニエル・ウー)、尹子維(テレンス・イン)、
連凱(アンドリュー・リェン)、陳子聰(コンロイ・チャン)

呉彦祖プロデュースの男性バンド「Alive」がデビュー後に仲間割れをしながらも成功を掴み取るまでの日々。単なるアイドルものに終わらず、香港音楽業界の恥部も描いている。ユニークなタイトルバックのアニメーションは必見!

*1:現在、ジャッキー・チェンと『新宿事件』を東京にて撮影中

*2:音楽業界を皮肉るというよりも、そっちで捉えてしまった。