昔の仕事でお手伝いした企画について再び声が掛かる。今度は手伝いもしてもらおうと当時インタビューした高校生達に連絡。さすが若人フットワークが軽い、「やるやるやる」ほぼ二つ返事でOK。日記にたまに出る馨君以外は久しぶりで当時毎日渋谷に居たあの子達はやれ六本木でパーティーだイベントだトランスだユーロだ恋愛模様はビバヒル模様だ、イマノコウコウセイッテコンナデスカー!! とキリキリ舞いさせられたものだけど、もうすっかり大人。かすかな面影を残しながらも別人みたく。子を持つ親ってこんな感じなのかな(笑)。寂しさと眩しさと、皆の成長を感じて親戚のおじさんじゃないけども感動。特に専門の来年就職組は落ち着きが出ていて。ヨウコちゃんと映画の話が出来ようとは感激。美容師さんガンバレ。
パーティー組の中で当時異彩を放っていた(地味ともいえる)馨君は、娘が居たら彼氏になってほしいと思うというより自分がこんな男の子で居たかったと思う不思議な魅力を持つ子です。よくなついてくれるし、頻繁に会うし、何といっても頭の回転が速く話が面白い。
当時から大人びた高校生だったけど、重ね重ね成長度がすこぶるぶるるるる。確かに斜に構えた少年でそこが微笑ましくもあり。勉学に励ながら、煙草をくゆらせ、時に日本酒を好む。センター街や六本木のクラブをたむろする仲間に囲まれながら、はっきりと冷めた目で見ている。恵まれた環境を嘲笑しながらも、目標に向かって一途。プラス、ふとした時に愛嬌。思春期にだってこんな若者は周りに居なかったな、まるで小説から出てきたような。大学に入ったことで斜に構えてた部分を1年半そこらで自覚してすくすく健やかな所がまた、たまらなくかっこいいんですよ。見ていると色々羨ましくなる。彼に限らず若者を見ていると、その両手には夢がいっぱい詰まっているし、まだまだたくさんのものを掴めるんだと他人事なのに夢一杯な気分になります。他人事ばっかじゃいられませんけども。

この日記で人について言及するのって照れるな。若さの魅力って凄い。