ダンスは置いといて、ストーリーに首傾げ、こく。ヒップホップを出す必然性も感じないし。バレエが見たいのだ!その点、1は良かったなあ。今は哀しきジャミロクワイの曲に合わせた練習シーン、ニクいドラムだけって演出もたまらない。そして1は、ゾーイ・サルダナやスーザン・メイ・プラット、イリヤ・クーリック(!)まで出演するなどキャラクターも見逃せない。主人公のバレリーナの女の子も美少女で魅力的だったし。あれ、1の話に。


サロゲート [DVD]

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PLUTOを彷彿、なんて思案していたらPLUTOがハリウッドで実写映画化!逸れた。本編に戻して、映画作品としてもあまり新鮮な未来物でなく。おーという展開がある訳でもなく。1番声を大にしたいのは我らがブルース・ウィリスはもっとカッコ良くなれるってこと!もちろん今回も人類を救いますけどね!毎度ありがとうオジキ!叔父貴が爆発しそうなREDが楽しみ。


パッセンジャーズ 特別版 [DVD]

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レンタル屋さんにて躊躇しつつ手放して遂に飛び付いたのは、クレア・デュバルの存在だ! ゴスっ娘を演じさせたら右に出る者はいない彼女もすっかりover30ですが、今回もきっちり病んでます。善者に見せかけた悪者ならお手のもの、デヴィッド・モースも意味ありげに登場。常に暗いトーンに暗い映像(晴れの日がない!)、ダークリー。もっとサスペンスサスペンスしてるのかと思えば50分経っても展開がない、スローーリー。そしていきなり動き出したミステリー。急展開にこんがらがって何だか怖いんですけど、うーんゴーストリー。前半でちらついたオチも、あったかい終わりー。
※類似性を言及されそうなアレ(シャマラン)やアレ(キッドマン)より、ユアン・マクレガーライアン・ゴズリングのアレを思い出しました。


インターポールの本部はリヨン、インターポールには逮捕権がない等、国際警察豆知識にほうほう言ってたら本編を疎かにしがちです。これぞサスペンスという構成で、きちんとした筋道で、いいですね、もうちょっと起伏が欲しいですけど。思ったよりドンパチドンパチではなく。ただ目当てのグッゲンハイム美術館での銃撃シーンはお金がかかっていそうです、凄まじい。インターポールとNY検事局が協力して巨大国際銀行の不正を暴くというプロットで、ヨーロッパ諸国(ドイツ、フランス、イタリア、ルクセンブルク、トルコetc)、ニューヨークのロケ地が程々に楽しめます。/クライブ・オーウェンの作品はあまり外れがない、彼に依るところもあるのだろうけど。“好きな俳優”ではないにしても、とにかくいいよなあと、観たくなる。何といっても拳銃が似合う! 社会派サスペンスて事で調べてみたら案の定実話を下敷きにしているようだ。


エネミーオブU.S.A [DVD]

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お?と引き込まれるシーンの導入に、鳴り出すギンギンなポストパンク、安物風のタイトルロール、つかみはOKです。エンディングもエレクトローなナンバーで、統一されたゴキゲンな感じいいかも。シリアスなサスペンスばかり続いてたので楽しめました。
正直こういう映画って多々あるんだろうけど、主演がショーン・ウェストなのだ。個人的に似たグループに入れたい、スティーブン・ドーフ、ティモシー・オリファント、ショーン・ウェストのどこか悪役顔三人を応援します!脇役のが光るタイプだと思うんだけどねー。
タイトルでまず『エネミー・オブ・アメリカ』を思い出すんですが、あれは遠くはない未来社会を描いたものだと思っていて。無知って怖い。エシュロンって実在するんですね(すべてが監視下に置かれるって危惧されるアレ)。しかもアメリカ政府は公式には存在を認めていないと。なにそれ、スゲー面白い!映画を観始めた頃から子供心に、FBIとかCIAとかDOD(というよりペンタゴン)とかKGBとかMI6に憧れがあったんですが、NSAには食指が動かないやと(よくよく考えたらNSAペンタゴン配下かも。DIAを描いた映画はないのだろうか)。エシュロンのおかげで俄然NSAですよ。この情報社会において、世界各地であらゆる通信手段を傍受する背筋も凍るような国際的な諜報システム、しかしながら確証まで至らず真意は定かではないって、鼻血もののロマンじゃないですか(身近に考えない場合)。
今思い起こすとエシュロンを題材にした映画が走馬灯のように。上記で多々あるよねなんて暢気に言って、ひとたび真相が解ると自分の無知具合にトホホ。
オチはこれかなと考えていたら、途中から『イーグル・アイ』みたいな流れはやめてくれよ、とも思い始める。結果。両方を混ぜたようなオチでした(笑)。ズバリ的中。笑える。最近不思議とどれもオチが読めてしまって寂しいです、どんでん返しに継ぐどんでん返しとか好きなので。それでもB級だろ?と観始めたので想像以上に面白かった。

2ROOMS [DVD]

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ブコメの女王と持て囃され愛くるしさを振り撒いていた彼女だけれど、『サウンド・オブ・サイレンス』『8MILE』『SPUN』なんかのイッちゃてる演技が魅せどころ、危機迫ってるブリタニー・マーフィーが好きです!思うより出ていなかった。
ヒッチコックが頭を掠めるような、古めかしいミステリー調なタイトルバックが素敵。うらぶれたホテルを舞台にしたワンシチュエーション・ミステリーで、時系列をバラバラにして、色んなピースをあてはめながら徐々にネタバレしていく展開など面白かったです。暗ーく怪しーいホテルの雰囲気や、それに合う音の少なさや色遣い、どこか壊れそうなテリーやホテル従業員のキャラクターもイメージが統一されて、イイ。時系列の並べ方、組み合わせも良かったし、ストーリーにこじつけはあるにしても上手くまとめられてたなーと。残念なのは、ちょっとじれったいというか長く感じる部分もあって、元々はショートフィルムだそうで。それなら傑作っぽい。
バスタブに浸かりウイスキーを飲んでいたジュリアンは、親友テリーからの電話をとる。どこか様子のおかしいテリーを問い詰めると、「裏切られたんだ」と。彼は婚約者ジューンを尾行し、ホテルに入る彼女の姿を確認し浮気を突き止めたのだという。さらにテリーは留守のジュリアンの宅から勝手に拳銃を持ち出していた。浮気相手を撃つつもりだというテリーを説得しようと、「今どこに居るんだ!?」と焦るジュリアンに、彼は答える。「リバービュー・ホテル。ジューンの向かいの部屋にいる」と・・・・・・。


Because I Said So、をようやく観ました。目的は勿論、マンディ・ムーア!第2のブリちゃんとしてシーンに踊り出て『ウォーク・トゥ・リメンバー』 で薄幸のヒロインを演じたかと思えば『セイブド!』『アメリカン・ドリームズ』『サウスランド・テイルズ』(どれも快作で怪作!)でのビッチぷりに度肝を抜かれる。この振りキレた演技の素晴らしさったら!、す・き。 ※フォローしておくと、彼女お洒落セレブとして有名です。
久々に主役の彼女、を観たけどむちゃくちゃ可愛い。上に挙げた怪演も最高だけど、こういう普通にキュートな女の子も観たいかもー、ぞっこん!仲良し姉妹とか仲良し親子の関係性とか分っかんね、って思ってたけどキュートな映画だねって、ダイアンもキュートでスタイルいいし、パイパー・ペラーボは相変わらず可愛いし、、、って二股映画やないか!
理解できないけど、内容この際置いといて、マンディの服も髪も可愛いし、インテリアも素敵。いちおし女の子シネマ。


消されたヘッドライン [DVD]

消されたヘッドライン [DVD]

麻薬絡みの殺人事件を追う新聞記者ラッセル・クロウ。そこへ大学時代のルームメイトで現在は議員のベン・アフレックの愛人疑惑が持ち上がる。発端は、民間軍事企業を追求する公聴会の議長である彼の下で働くソフィアが死亡したからだ。自殺を報道するメディアをよそに、アフレックのために調査を開始したクロウは、やがて2つの事件の繋がりを掴み始めるが・・・。/事件そのものと新聞記者たちの動きを追う。サスペンス本筋だけが主役ではないというか。/書いてきたように今日び沢山の映画が創られてきた中じゃ、どんでん返しを感じることなんて稀で。策を講じるのは分かるんだけど、今回のラストは蛇足というか、小さくまとまってしまったなあと。結局大きな悪事は白日に晒されない、と。残念。


現金輸送を請け負う警備会社の警備員達が偽装強盗を計画する。大金を乗せた装甲車で無人の工場に姿を隠し、計画は成功するかに見えた。しかし工場にいたホームレスをやむなく射殺したことから、正義感溢れるイラク戦争帰りの新人コロンバス・ショートが造反。絶対無敵の装甲車に立て籠り、抵抗を始める。/面白くなる要素は沢山なのに何だか地味。廃工場が舞台で、同じシチュエーション・サスペンスで楽しめた『unknown』如く期待を抱いていたのでした。B級アクションの匂いがプンプンと、キャストもおあつらえ向き。マット・ディロンローレンス・フィッシュバーンジャン・レノ、スキート・ウールリッチと、こそばゆくなる顔触れにむせび泣きです。