□「安吾のいた風景 / 敗荷落日」 石川淳
「人間の過去はいつでも晴天らしいや。」 
やはり魅力的なのは安吾の口調。「敗荷落日」は永井荷風を辛辣に語ったもので驚く。他、太宰治安部公房等に寄せた文あり、興味深いです。ただ文章にはあまり魅力を感じていない。


□「神楽坂 / 茶粥の記」 矢田津世子
久々に取り出してみる。坂口安吾の恋の相手として…今風でいうなら安吾のミューズであったヤダツセコ。そういえば、ミューズというか指摘され自身にとって かの人物 は神様だと知る(そーだったのーかーぁー、納得。) GW中は神楽坂に向かって楽しかったです。