地でゆくジャック・ブラック

スクール・オブ・ロック」@新宿武蔵野館
泣けちゃうね。「キャンプ」での あのコーチが思わずガマンし切れず駆け寄って鍵盤を叩いて参加してしまうシーンでそうだったように、ラストの演奏シーンで込み上げる。音楽って素晴らしい。リチャード・リンクレイター(監督)、ジャック・ブラック(俳優)、ジム・オルーク(音楽)=偏屈集団 が集まってこんなファミリー映画が出来てしまうのは凄いと思う。きっとこれはまた観に行くやも。これでジャック・ブラック日本でも人気爆発しないかなーと考えつつ(ナイだろうな)、此処ではジャック・ブラックというか脚本のマイク・ホワイトについて。※ブラック&ホワイト。ナイスコンビ。


オレンジ・カウンティ
スクール・オブ・ロックではさえない同居人を演じた俳優でもある マイク・ホワイトは、同じく脚本を執筆した今作でも演じる筈だった主人公の兄役をジャック・ブラックに譲る。このジャック・ブラックがもう最高なのなんのって。常に酒漬けで薬漬けでラリラリ。スクリーンには必ず下着姿で登場。やることなすこと最悪。が、実は美味しいとこ取りで陰の主役みたいだったりする(ラスト特に)。主役のコリン・ハンクス(トム・ハンクス息子)もルックスがベター。文学青年ぽいのに何故かサーファー。音楽も素敵だし(ブライアン・ウィルソンetc..)、テンポも良く(パンク音楽も素敵だ)、学園コメディとしても優れてるし(コメディの裏側に隠れた本筋ストーリも然り)、ベン・スティラーやらケビン・クラインカメオ出演、と多々楽しめる青春映画。