両手に花。

「SPUN」 @シブヤ・シネマ・ソサイエティ
アメリカ版「トレインスポッティング」?アメリカ版「木更津キャッツアイ」? ピンと来るようで、意義あり。ロス郊外を描いた、ロードムービーで、ドラッグムービーで、バッドで今風で乾いた青春ムービー。 ◇冒頭からまさにPV出身監督といった感じで(マドンナ、プロディジーメタリカU2スマパンクリスティーナ・アギレラ等のPVを手掛けた有名監督)。期待以上の始まりにワクワクしました(結局冒頭が1番ワクワクした)映像やストーリーの流れやカメラワークや音楽に。音楽は意外やメランコリックで叙情的で 手掛けたのは元スマパンビリー・コーガン。(KISSが1番イメージに残ってますけど) ◇とにかくキャストが良い!…ジェイソン・シュワルツマン(流されやすい性格の主人公、容姿は平凡なのにやっぱり雰囲気があって愛すべき俳優)、ジョン・レグイザモ覚醒剤の売人、今回も素晴らしく面白いキレっぷりでほんと名バイプレイヤー)、パトリック・ヒュジット(あの頃ペニーレインと、のキラキラした姿はどこへやら、ニキビ面のゲームオタク役だけどイイ味出してる)、ミーナ・スヴァリ(いつものCUTEな面影全くなし!の汚れ役!前歯黒いし!)、ブリタニー・マーフィ(お得意のビッチ役。めっちゃ可愛い!です。衣装もめっちゃカワイイ)。このキャストの並びを見てるだけで充分満足してしまう。◇新感覚ムービーといいたいところだけど、2002年の作品なのでこれさえも古い感覚なのかも。それでもやっぱりお気に入りになりますねこれは。 公式サイト

なんとない3日間。全然違う生活だけど、どこか凄く共感できてしまった。