若き才能・ザック・ブラフ

メアリー=ケイト・オルセン アシュレー・オルセン ザ・チャレンジ [DVD]

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両親が離婚し、別々に暮らす双子の姉妹シェーンとリジーは、性格も正反対。2人は偶然にも同じサバイバル番組に出場し、チームメイトとなって全7ステージを戦うことに。嫌味な番組プロデューサーは、姉妹を喧嘩させて視聴率を稼ぐことを思いつく。そんな思惑や、無鉄砲な行動やロマンチックな関係が繰り広げられる中、姉妹は気づく――お互いの違いを受け入れることこそが最大のチャレンジなのだと。

大好きなオルセン姉妹のちょっと前のTV映画かな?内容はまさしく取るに足りないのひとことだけど、やはりオルセン姉妹は間違いなくキュートです。

売れない役者のアンドリューには喜怒哀楽の感情が欠如していた。それは過去のトラウマからなるものだったが、彼はその事実と向き合おうとしない。そんなとき、母が亡くなった。LAから久々、故郷のニュージャージーに帰ってきた彼は、天真爛漫な少女サムに出会い、少しずつ心を開いていく。

GOOD。低予算のインディーズ映画ながら本国では大ヒット。そんなインディー映画に珍しくも出ることにしたナタリー・ポートマン。むーん、きっと頭脳が切れて強かな彼女のことだから、こうなること=ヒットする事を見込んでの選択だったのだろう。やるね。そんなナタリー・ポートマンが脚本にほれ込んで出演を決めたという作品、確かに凄くよく出来てる。低予算だけに小品の印象は否めないけど、素晴らしいよ。あらすじだけ見ると、ラブストーリみたいで、確かにラストは意外にもラブストーリーになって行くんだけど、実際は無気力な青年の自分探し。何せ主人公無気力なので、巻き込まれ型で、ただその場その場で黙って人に流されてついて行ったり喋っていたりしたら、気付いてたら自分探しになっていた、という話。淡々としていて宜し。それが4日間描かれるわけだけど。故郷での4日間で体験することは、故郷はただの田舎であるのに、日常とは離れたところで、現実離れして見えるところがいいなあ、と思います。ザック・ブラフも巧く演じている。そしてサポートするかの様な友人がナイス(あの何とも繊細な表情)。彼とザック・ブラフナタリー・ポートマンで小冒険をするくだりは本当に良い。あと、笑いのエッセンスもいい具合に効いていて、ここいらは若い感覚ならではといった感じのちょうど良くセンスの良い笑いで、良いなあとも思いました。◇プロット的に少し、『エリザベス・タウン』と被るけど、断然こちらを押したいです。そういう事からも最初は魅力が分からなかった、脚本・監督・主演のザック・ブラフのこういう若く素晴らしい才能を見つけると嬉しい。今後、映画を観る楽しみが倍増しますよね。


え?ザック・ブラフはちょっとマンディ・ムーアとイイ仲だって? ちょっ・・(←マンディすきな人)



今年観た中では、暫定1位の1本ですね。