結構好きでした コレ

コーチ・カーター スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] 

多くの生徒達が犯罪と隣り合わせに生きるカリフォルニアのリッチモンド高校に赴任してきたケン・カーターが、バスケットボールを通じて生徒達を立ち直らせようとする姿を描いた作品。

初っ端から、サミュエル・L・ジャクソン演じるコーチが鬼恐過ぎて、「面白れぇ〜〜。」と笑けたんだけど、だんだんと感動すら覚えてるようになる(しかも実話)。とりわけ、反抗的で薬の売買にまで手を染めてしまった生徒クルーズ(顔もなんか憎めない)のエピソードと、カーターの真面目な息子が父の下で教えを請いたいと名門校から転向してきてチームメイト(先輩)に疎外されるも、コートでのプレイによって一体感が生まれるシーンは、クルものがある。映画の内容だけに(キャストはほぼ黒人)、ブラックミュージックが多用されるものの、使用される曲のあまりにベタベタな大ヒット曲売れ線どころでこっ恥ずかしいのは、ご愛嬌で。何を基準に作品を選んでいるのか今だ「謎」なサミュエルLジャクソンも好演。このコーチの鬼っぷりはホント凄い。試合はジャケットとタイ着用の正装で出向くこと。学校では平均点以上とること。出来ない場合は練習すらさせてもらえない。名前を呼ぶ時は敬意を込めて互いに「サー」を付けること。言葉遣いはしっかりと。コーチの言う事は絶対。逆らったら、腕立て2000回、ダッシュ3000本!です。バスケ好きとしてはスタントなしでやってのけるプレイも嬉しい。というわけで、予想以上に楽しめた今作、アシャンティも出演しているのでお見逃しなくー。