精神科医のサムは、謎に満ちた青年ヘンリーを担当する。彼は自分は3日後に自殺すると予告。そして、もう1つサムが気がかりなのは画家で同棲中のガールフレンドのライラ。彼女はサムの元患者で自殺未遂をおこし、その不安定な精神状態はサムの精神的負荷でもあった。結婚指輪も買っているがずっと渡せないまま。ヘンリーはその指輪に異常な興味を示す。ライラもまた自殺願望のあるヘンリーに深い関心を持つ。ある日、ヘンリーが忽然と姿を消した。サムは必死にヘンリーを探し回るのだが……。

もっと分かりにくいミステリーだと思ってたので残念。謎が謎を呼ぶ現実じゃ説明つかないようなものだと。けっこう単調です。山がない。現実だか精神世界だか分からないストーリーが交錯して最後にどんでん返しを用意してるけども。ユアン・マクレガーナオミ・ワッツ出演。目当てだったのは、ライアン・ゴスリング。彼の立ち位置は昔でいうエドワード・ノートンに当たる感じ?若手演技派。チョットきれてる役多し。こういう憂いを帯びた顔がどうも好きです。ああ、エリック・マッカーサーみたいな。(え、エリりん?)そんなバスケネタで終わって次へ続きます。


グローリー・ロード [DVD]

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1966年アメリカ。大学バスケットボール界では白人選手がメインで、黒人選手は3名までしか出場させないのが暗黙のルールだった。しかしドン・ハスキンス コーチの弱小チームは、有能な白人選手をスカウトする協力・資金力を得られなかった為、能力ある選手を探し州外を廻る。ニューヨークの街角でストリートバスケットボールに興じる黒人の青年たちを見かけ、彼らに奨学金を与えチームに引き抜く。他の地域でも有能な黒人選手をスカウトしたチームは、メンバーの半数が黒人選手となった。周囲の批判的な視線を浴びながら、当時では考えられない型破りなチーム編成による奇跡的な快進撃が始まった!様々な壁にぶつかりながら、困難な状況を乗り越えた若きチームの挑戦と、ドン・ハスキンスの人生を懸けた情熱が織り成す感動サクセス・ストーリー。本作は、1997年にバスケットボールの殿堂入りを果たした実在のコーチ、ドン・ハスキンスのベストセラー自叙伝を映画化。また60年代の時代背景を彩るスティービー・ワンダーマーヴィン・ゲイオーティス・レディングなどのブラック・ミュージックの名曲・ヒット曲が作品により深い感動を与えているところも見所のひとつだ。

ジェリー・ブラッカイマー製作、ジョシュ・ルーカス主演。何よりもまず本来核となるべきコーチの信念が描き出されていない。結局、生徒の言う通りに自由なプレーをした方がゲームに勝てるし、生徒が人種差別で酷い迫害にあっても救うこともない。試合に負ければ怒るだけ。そもそもコーチに能力はあるのか、と練習シーンはほとんどないし、何故急に勝てる様になるのか不思議。問題も解決されないし、何をもって最後乗り越えたの?コーチと生徒の間に信頼関係は見えないし。けど、、、最後のワンプレーが格好良かったのでいいかなー、と。(プレー自体もカメラワークも)。決勝戦の相手は名門ケンタッキー大学で、そのチームのスタープレーヤーとしてパット・ライリー*1、が在籍してるんだけど(!)、特典のインタビューにもパット・ライリーが登場。相変わらずオシャレさん。


品種改良によって発生したウィルスにより、人類の99%が死滅した2415年の世界。だが生き残った500万人の人類は、汚染された外界とは壁で隔てられた都市ブレーニャで圧制されながら暮らしていた。そんな政府に抵抗する反政府組織“モニカン”。そんな“モニカン”のひとり、イーオン・フラックスはブレーニャの支配階級の暗殺を命じられる…。

ハリウッドビューティーといえば思い浮かぶのがシャーリーズ・セロン。戦う女性大好き、なんだけどこれはあまりにも人間離れした戦い方過ぎて驚くばかりで許容範囲オーバー格好良さを見出だせませんでした。アンジェリも然り、黒髪より金髪のがすき。ストーリー的にはVフォーヴェンデッタのが面白かったです。近未来を描いた作品として、ね。


40歳の童貞男 [DVD]

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アンディは、家電量販店の店員。人とあまり話もせず、自宅には膨大なヒーローものの人形などがキレイに整理されて並ぶ、典型的なオタク男。そしてそのシャイな性格から、40歳になっても、女性とまともに付き合ったことのない“童貞男“だった。しかし、その事実を職場の仲間に知られた時から、アンディの試練の日々が始まる!アダルト・ビデオ鑑賞に、カップリング・デート、バーでのナンパ等々に連れ出され、いまいち乗り気じゃなかったアンディも徐々に前向きに…。そして運命の出逢いが訪れる・・・。果たしてアンディに「その日」はやって来るのか!?

劇場で見たかったけど受付でタイトルを言う勇気が出ませんでしたゴメンナサイ。『スリープ・オーバー』でまるでユージン・レヴィみたいな役を演じてる、と思ったら、ベン・スティラーウィル・フェレルの作品でも見掛けていたスティーブ・カレル。本作にて脚本/主演でブレイク。”笑って、泣けるキュートなラブコメディ!”まさにその通り。本国では大ヒット。カレルは、顔がベン・スティラールーク・ウィルソンを足して2で割った様な顔だなあと思ったら、劇中で『彼ってばルーク・ウィルソンにそっくり!キュート!』みたいに言われてた。ヒース・レジャーに似た人も居た。内容はアメパイの大人版みたいな感じ。


ミュージシャンとしての成功を夢見るロジャーは恋人を失いそのショックから立ち直れないでいたが、同じアパートのに住むダンサー・ミミと出会い彼女に心ひかれていく。しかし思いをなかなか告げられない。そんな2人を囲む仲間達の中には男女それぞれの同性愛のカップルがいた。そのうちの1人はエイズに感染しており、余命いくばくもない運命に…。各演劇賞を総ナメにした傑作ブロードウェイミュージカルを『ハリー・ポッター』シリーズのクリス・コロンバスが映画化。N.Y.マンハッタンを舞台の街に飛び出した、愛と成功を求めて必死に生きる若者たちのドラマが、ノリのいいダンスナンバー、しっとりしたバラード、はたまたロックと多彩なジャンルの歌で綴られていく。

重い内容を織り交ぜてはいるけど爽やかな青春群像ミュージカル。思いの外、キャッチーなポップソングなんですね。軽やかで見やすかったかも。ちょっとミュージカル本編を観てみたい。キャスト・監督で判断する身にとっては劇場で見ようと思ったのが不思議・・ってそういえばトレーラー観て惹かれたんだった。ロザリオ・ドーソンはちょっと好きだから気になってたけど。キュートよりも、クール・セクシーって言葉が似合うイメージだったドーソンは本作では凄く可愛い!最初の、上の階に住むロック青年を口説く為にマッチの火をつけて、と2人で歌うシークエンスはかわいくて胸キュン。同性同士のカップルが何組か出て来るけど、実生活でカミングアウトしているのは映像作家を演じたアンソニー・ラップ。

 

*1:言わずと知れたNBAの名将。