暇だ。ってのたまうとその人が持ってる本を差し出してくれたりする。本当に好きな物は自分の五感で選ぶタイプであるけれど、好き嫌いが平坦なのでひょいひょいお借り。特に読書は文字を追うだけで満足する感がある。そんな暇つぶし&お借り物の2冊。

雪屋のロッスさん (ダ・ヴィンチブックス)

雪屋のロッスさん (ダ・ヴィンチブックス)

短編集で読みやすい。タクシーのおじいさんと、生ゴミのポリバケツ、鳥みたいな警察官、玩具を作るおじいさんの話辺りが良かった。人によって読解の仕方はそれぞれだ、マッサージ師の栗の話で栗の背中辺りから光を放っているのは栗の死期が近い事を意味しているのかと思っていて。本の持ち主さんはそっから出てるパワーを注入してる(つまり漲ってる)と捉えていた。国語のテストみたい面白い 問い:この時の主人公の心情は次のうちどれか選びなさい。これは40分位で読める。
グアテマラの弟

グアテマラの弟

こちらも借り物。片桐はいりグアテマラ物語エッセー。これも1時間掛からず読める。片桐はいりのファンだって事は全くないのですが、これが意外に<失礼、面白い。独特のセンスで持ってるイメージが変わる事も。喫煙家とは意外でした。