□「カンフー・ダンク!」@よみうりホール

 


ストーリーがなさ過ぎてビックリ!


シリアス調を期待する勿れ、お口ポカンなコメディー。吹き替えで倍増する序盤の三流コメディー仕様に引き潮気味になった所、エリック・ツァンの登場で一気に満潮。ジェイ・チョウ?いやいや、Twins?いやいや、本命はエリック・ツァンで! 過去バスケット映画のつまらなさからカンフーに期待を寄せるも、応えてくれたのは冒頭の格闘シーンのみ。中盤のBasket!な展開は正直、お暇で。しかし最後はやっぱりカンフーですよねー!と少林サッカーの流れへ雪崩れ込み。ジェイ・チョウが奮闘。大のバスケ好きとあって何気ない練習シーンも悪くなかったし、及第点。中国圏の俳優のアクション=マーシャルアーツの習得っぷりが素晴らしい。それが歌手のジェイ・チョウだとしても。派手なカンフーシーンに前のめり。自分のカンフーに対する愛は異常です。細胞?遺伝子レベルで反応するもの。物心ついたときから。キョンシーに多謝。

ジェイの飄々とした演技は個性的でもある。頭文字Dで付け加えた独特の仕草は今回も慣例?『頭文字D』や『ジェイ・チョウを探して』から、現代物〜恋愛物を活躍の場とするのかと思わせ、歴史物〜コメディー迄進出。侮れず。ウィキペディアの出演作を気づけばすべて観賞済みで、実は好きなんじゃないのー、きゃ。ってな感じだ。

隣の人は笑いすぎて引き付け起こしてました。


残る試写会は4つ。公私が噛み合わないので腰が重い。