レス・ザン・ゼロの事を書いたときに思い出したこと。

ブレット・イーストン・エリスやダグラス・クープランドのいわゆる“ジェネレーションX”を代表する作家が好きと言っているけど、実際ジェネレーションX世代ではないからその世界を完全には把握しきれない。
例えば村上春樹が好きな同年代の人は沢山いる。でも本来の意味で村上春樹を楽しめる訳じゃないないと思うんです。村上春樹が全く好きでない僕でさえ、ある年代の人は村上春樹の魅力を理解できるんじゃないかって羨ましく思うぐらい。分かりやすくいうと、「20世紀少年」もある世代でないと同じ目線では楽しめないのか、とか?

じゃ自分達の年代は何なのって浮かばないのは、まだ今を生きてないから? それってちょっと苦笑いもの。映画にして考えても、あの作品辺りはもう上の世代の皆さまのもので、今の映画は若い子達のものって感じがする。
でももう負けずに少し考えてみると今を生きてるからこそまだ浮かばないのかも。たまに虚無感が訪れる毎日でも色々感じながら生きていきたいですね。


そんなこんなで久々にパラニュークを読もうかと思ってインターネットを探したら、ほぼ絶版か和訳されず。おいおいおい〜…。こうして考えてみると、今人気の作家でさえあと10数年も経てば、絶版になってしまうのだろうか。

アメリカン・サイコ〈上〉 (角川文庫) ライフ・アフター・ゴッド ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ) 空から光が降りてくる〈上〉
思い出しついでに、昔ジェイ・マキナニーを読んだ時に彼について調べたら過去に村上春樹と対談していて「ああ…」と納得したことが。