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- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2006/07/19
- メディア: DVD
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3時間はあるし、主人公はいないし、群像劇といいながら繋がらないストーリーがどんどん進む。そして最後にはあれ。
旧約聖書8章2節を指しているとか。冒頭から8や2の数字が出てくるしね。どしゃ降りを示す言葉とも。こういう時アメリカ人だったらと思う。すんなり理解できるのかなと。自分に学がないだけか。ポール・トーマス・アンダーソンの作品は、観る側にも読解力を求めるものなので明白には提示されないものまで読み取って行かなければならない。彼に限った事ではないけれど。結構暗示とか好きだからなあ。作家性に富んだ監督が好きだから。だからイーストウッドの作品には惹かれないんですよね。最後は余計だったか。
ここまでいっといてこの映画には説明なんてできないパワーがある。そして愛がある。
彼女の曲をイメージして撮ったという本作。エイミー・マンのSave Meが泣かせる。