youmay2007-10-24

東京国際映画祭と提携して行われた香港映画祭。映画祭というのは、オーチャードホールの雰囲気もあるのか、華やかでいいですね。前日のオープニングセレモニーでは主演3人の舞台挨拶。ベニー・チャンが香港若手人気スターを揃えて撮った刑事アクション、という事で外れはなさそう。香港では公開と同時にヒット。本日のチケットも完売のようだ。


・男兒本色@渋谷オーチャードホール


6ヶ月前、強盗グループによる現金輸送車爆破事件で婚約者を失ったチャン刑事(ニコラス・ツェー)。復讐に燃える彼は、ついに犯人グループの手がかりを得る。ティエン(ウー・ジン)率いるそのグループは、奪った金を持ち逃げした黒幕を血眼で探していた。一方、同じ強盗グループに同僚を殺害されたフォン刑事(ショーン・ユー)は、新入り警官ワイ(ジェイシー・チェン)の兄と犯人グループに何らかの関係があることを突きとめる。警官として、人間として兄を敬愛していたワイは、真実を追求するべくチャンとフォンの捜査に加わる。こうして3人は、それぞれの思いを胸にティエンたちを追うのだが...。

三者三様に駆け巡る、序盤、終盤が面白い。中盤はご都合主義的な突っ込みたい展開も多々ありまして。そこはご愛嬌。香港の悪ゥい青少年達はなんですか、皆、刀を持って居るんですか?(突如続々と登場の刀) 時代錯誤感とかB級感も好きであったりするんですけどね。オイ!って突っ込みたくなるシネマって素敵ですよね・・・・・・逸れた。そんな、香港映画てことで、早々からドバババと銃撃戦な訳ですが、相変わらずストールぐるぐる巻きで、耳閉じ、目閉じ堪える。しかし意外なことにコメディー部分が秀逸。笑える愉しい作品。終盤とあるシーンで、右に座る人は声を出して笑い、左の人はハンカチ片手にすすり泣き、自分は耳覆ってスクリーンから目を逸らし、何の映画を観てるのかよく分からない絵面に。捉え方って人それぞれですね。
目当てはもち、サム・リーな訳だけど、開幕早々現れた、と思ったら早々弾丸を数発食らって血ドバー。・・・・・。なんだよ、ベニー・チャン監督って事で、ジェネックス・コップ繋がりで、主役3人の中にサムも入れてあげてくれよ*1。それでもサムは素敵だけどねLOVELOVELOVE。 ニコラス・ツェーは無敵過ぎ。そりゃ死ぬだろ!って思っても立ち上がる立ち上がる。リアル・ニコラス強ぇー。そんな今の彼、憎からず思っています。エンドロールの舞台裏シーンを見ると、改めてスタントなしで自らあんなシーンやこんなシーンをやってのけるのは凄まじいと思う。皆マーシャルアーツ出来るし、香港の俳優さんは尊敬です。ショーン・ユーは毎度ニコラスと見紛うんだけど、今回は坊主なので大丈夫でした。ジェイシー・チェン*2 は爽やかな好青年で好感度高しだけれど、松岡修造にしか見えません。修造好きなので無問題です。


 

*1:若かりし頃のニコラス・ツェーサム・リー主演3人の刑事が活躍するアクション映画。ベニー・チャン監督。

*2:ジャッキー・チェンの息子。