サンライズ、西荻!

秋の牢獄

秋の牢獄

夜市 / 雷の季節の終わりに、と天邪鬼でも素直に好きと言える恒川光太郎の第3作目。
発刊していたと知り即手中に。某駅構内の書店にはないも、渋谷TSUTAYAでは平積み。
世評の高い夜市について、「たとえ百人の物書きが居たとしても、後半のこんな展開は絶対に思い付かないだろう」というその推薦文は言い過ぎだと思うのだけど。現に展開は早い段階で読めてしまった自分が居る。物書きでもない・ミステリーは好きでも推理は一切しない・思考力停止状態、の自分が先を読めてしまったのだから、やっぱりそれは誇張とは行かないまでも疑問符は浮かぶもの。といって、そんな事が関係ないところでこの作品は素晴らしいと思っているから、いいのだけど。
読後の感想でも褒め称えているし、記憶定かでないけど(物忘れに長けた人)。記憶力といえば、『夜市』は直木賞候補になっているのか凄いな!と感嘆していると、前回の雷の季節の〜の時も全く同じ感想を書いていた。そんな自分にドンガバチョ。

先程電車でチラっと読んだだけだけど、まだちょっと面白さは分からない。
違うことかもだけど、「〜〜よ。」「〜〜なのよ。」という女性の言葉が使われる小説はあまり好感が持てない。使わないでしょ、と思ってしまうんだけど、それは言葉遣いが崩れた弊害なのかな。
一人称がアタシ、というのも好きじゃないかも。


そういえば、鴨川ホルモー の人の鹿男あをによしが、玉木宏綾瀬はるかでドラマ化されるそうで。鹿顔の玉木宏ってどんなじゃ。綾瀬はるかは可愛そう。最近片瀬那奈が特に好きです。