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・「再会の街で」@新宿武蔵野館
歯科医のドン・チードルがある日 街で、歯科大時代のルームメイトのアダム・サンドラーと出会うが、9.11テロで家族を失った彼は心を閉ざしていた、立ち直らせようと交流を図りながら友情を築いていく2人。

いつものコメディーでなくシリアスな土壌違いといえど、まるで子供のよな大人はいつもアダムが演じてきている役、って事でまさに得意とする所。シリアスと言っても期待通り笑わせてくれるのが勿論彼の魅力。ただし前半は流れが遅くて少し飽きそうになる。後半は涙を誘う展開。大切な人達を失いその悲しさを分かち合う人も居なければ残るのは闇だけかもしれない、と深く感じさせながらも経験のない者には計り知れない。
やはり言及したくなる邦題、原題はTHE WHOの『Reign Over Me』。音楽も素敵です、勿論リアルタイムでないけれど。アダム・サンドラー好きとドン・チードルとのコンビも良かったので及第点。少し物足りなくはあるかな。

久し振りに『パンチドランク・ラブ』が観たくなる。

【追記】 ドナルド・サザーランドの変貌振り＝恰幅のよさに驚き。